「Dimensity 7500」発表!CPUに最新のC1採用、魔境7000番台に突如現れたミドルレンジSoC!

MediaTekから「Dimensity 7500」というSoCが発表されました!最新のC1シリーズを搭載しています。
Dimensity 7500の概要
Dimensity 7500は、4nmで製造されるSoCです。CPUには最新世代、GPUにもかなり新しい世代を採用しており、従来のDimensity 7000番台から一新されています。NPU性能は2倍以上アップしています。
Dimensity 7500の詳細情報
Dimensity 7500の詳細をチェックしていきます。
CPU構成は以下の通りです。
- 4× C1-Pro@2.60GHz
- 4× C1-Nano@2.00GHz
Cortex-A78やCortex-A55等の化石CPUをこねくり回し続けてきたDimensity 7000シリーズですが、ここにきてDimensity 9500にも採用されている最新世代のC1を採用!(もちろんDimensity 9500は1×C1-Ultra + 3×C1-Premium + 4×C1-ProとC1シリーズの上位3グレードに対し、Dimensity 7500は4×C1-Pro + 4×C1-Nanoの下位2グレードなので、性能に大幅な差はあります。)
最新のC1を採用したことで、旧世代の化石CPUと比較して大幅な電力効率の上昇が期待できます。もちろん処理性能も向上しており、前世代のSoCと比較して動画エンコード速度は最大68%向上、アプリの切り替えが最大30%向上、ゲームのロードが最大19%高速化、アプリのインストールが最大11%高速化などプチストレスになるポイントが大幅改善しているようです。
GPUはMali-G625 MC2を搭載しています。Mali-G625は2024年発表のGPUですね。所詮は2コアなのでミドルレンジ性能(=ゲームには不向き)ではありますが、Mali-G610(2021年発表)、Mali-G615(2022年発表)などの旧世代のGPUを使いまわしていた他のDimensity 7000番台からは性能アップが期待できます。
対応メモリはLPDDR5(6400Mbps)、ストレージ規格はUFS 3.1(2レーン)に対応しています。
解像度とリフレッシュレートはWFHD+(2800×1344)@144Hzに対応。セカンダリディスプレイでも1300×1200@120Hzが利用できるようです。Dimensity 7000番台は低価格帯のフリップスマホなどに搭載されていることが多いので、セカンダリディスプレイでもそこそこの解像度と120Hzリフレッシュレートが利用できるのは製品の幅が広がりそうです。
NPUにはMediaTek NPU 850を搭載。先代と比較してAIパフォーマンスが2倍以上向上しているようです。
その他、Wi-Fi 6Eをサポート、モデムには3GPP Release 17を搭載、5G通信対応、Bluetooth 5.4、GNSSはGPS/BeiDou/Glonass/Galileo/QZSS/NavICをサポートします。
Dimensity 7500まとめ
ユーザーの混乱を狙うかのように、旧式のCPUとGPUのクロック周波数を僅かに弄っただけのSoCを大量投入していたDimensity 7000番台でしたが、Dimensity 7500では最新世代のCPUや新しい世代のGPUを採用しています。
加えて、NPU性能も大幅向上しており、7000番台の停滞を打破できるかもしれない期待のSoCといえます。
もちろん、ミドルレンジの域を超えることはないとは思いますが…最新アーキテクチャのミドルSoC、めっちゃ気になる…!!
何気にモバイル向けSoCでC1-Nano採用って初じゃないですかね?どれほどの実性能か気になりますね…
